早紀は予備校から帰ると



赤井の部屋に直行した。







「入れよ」





早紀は中に入って、

カバンからノートを出した。





「今日の講義ノート



だけど」





「そこに置いといて」





赤井は早紀のほうに椅子を回して


振り向いた。




「偽占い師の居場所が


分かったよ」




「本当」




「ここだ」




赤井は



机の上のパソコン画面を見せた。