病院に着いた。




赤井を探した。





赤井のほうが早紀達を見つけた。




「早紀ちゃん。



こっち」




赤井は左手に包帯を巻いていた。




デニムの膝が擦り切れて


中から白い包帯が見えていた。





「もう、





心配したんだから」



早紀は赤井の胸に頭をつけた。





赤井は右手で早紀の肩を




優しく抱いた。