それから、





ガス爆発で電車が不通になったり、




埃だらけになったし、




明美が動揺してしまったたりして、





早紀の家に明美が




泊まることになった。





金曜日だし



明日は休みだ。







「ああ




 いい湯だった」





バスタオルで髪を拭きながら




明美が言った。







誰かが戸を叩いた。




「俺だけど





入って、いいかな」




「はい」




と、明美が返事した。





赤井が入ってきた。




「凄かったけど、





落ち着いた?」





「はい。





もう大丈夫です」




と、明美が言った。




「さっきの話しの続きだけど、




俺もその占い師探し





手伝うよ」




と、赤井が言った。




「一緒に




頑張りましょう。




そうだ、




明日、時間ありますか。




占いの館に行きましょう」




と、明美が言った。





「浪人生が





遊んでいていいの」




早紀が嫌みで言った。






「いつも俺といるときに




事故が起きてるよな?





何とかしないと俺も巻き込まれるから





仕方ないだろ」





口が悪い




早紀は思った。