「誰か居ないかしら。



使える男子とか」






「吾郎とかどうかな。



空手部だし、




運動神経いいよ」



と、明美が言った。




「吾郎って、



足立君よね」





早紀は昼休みを



思い出した。





それにしても、


明美は足立君のことを良く知っているな。


まさか、付き合っているのかしら



と思った。





「ねぇ。


明日話してみましょうよ」



と、明美はにこやかに言った。