ドサッという音と共に私は倒れこんだ。 すぐ目の前には端整な顔。 向こうも私同様、目を見開いて驚いている。 『ッ~~~ごめんッ!!』 カッと一気に自分の顔が熱を持ったのがわかった。 《事故とはいえなんて大胆なこと!!!はッ恥かしい!!》 『うッぎゃあああああ~~!!』 と赤い顔に握り拳を添えて叫び、全速力で家まで逃げた。