『沖田さん!私はこれから沖田さんといればいいんですよね?』


総「そうだよ。…でも巡察には連れていきたくないかな。」


『どうしてですか?』


たしか、巡察って京の都を見回るやつだよね?


総「巡察ってただの見回りじゃないんだよ?とても危険なんだ。」


『えっ?』


総「斬り合いになったりしかねないときもあるんだ。もう夜魅ちゃんに血は見せたくない。」


沖田さんの真剣な目に、なぜか私は心を奪われた。



でもその真剣な目は、すぐにニコッとした優しい目に戻った。


総「でも置いてく訳にはいかないから、連れていく。夜魅ちゃんは絶対守る。」


そう言って私の頭をくしゃくしゃと撫でた。