新撰組と鬼の娘


目を開くと、ちょうど沖田さんが食べ終わったとこだった。


総「お待たせ、夜魅ちゃん。今起こしてあげるからちょっと待って。」


『大丈夫です…。今、ちょっと寝たら少し体が軽くなりました…。』


……ってゆーのは嘘なんですけど…。



なんとかちょっとだけ起き上がったが、


『……っっ!』


頭痛が走り、片手で頭を押さえた。


総「全く……嘘つきだね、夜魅ちゃん?」


『う……。』


総「はぁ……。」


『ごめんなさい…。』


総「もっと頼ってよ?夜魅ちゃんみたいに可愛い子には頼られたいんだから。」


そう言いながら起こして、そのまま支えてもらった。


『私が可愛いだなんて……。そんなことありませんよ…。』


総「そうかな?僕は夜魅ちゃんみたいな子、ほっとかないよ。」


………////


熱とは違う熱で、また体温が上がった気がした。