ゆうやけ

「純、ありがと…
私だけだったら、どうしていいか、解らなかったよ」

「舞ちゃんは、俺にとっても友達だから、先生には、かりがあるしな…」
「ありがと…
本当にありがとう…」

「そこまで、言うなら。なにか、お礼してくれる」

「うん…なんでも言って」

純が、わたしを見下ろして、ニコッツて笑う

「じゃあ!さっきのつづき…
結が、ほしい…」

わたしは、
うなずいた…

「実は、ばあちゃん、
近所の人と、旅行に行ってるんだ…」

「作戦…?」
思わず、大きい声をだしたわたしに…

「ばれちゃった」
って、かわいくわらった