ゆうやけ

一週間たった…

もうすぐ、夏休みも終りにちかくなった。
まだまだ。暑くて、勉強もなかなか進まない…

純もバイトがあるから、なかなか、電話もメールも無い。

夕食が終わり、部屋に戻ると。純から電話が来た
「結、元気してたか?」

「なによ。なかなか連絡くれなかった、くせに」
ちょっと、すねた…
「俺、結のお父さんに、言われて、色々考えた、ばあちゃんとも、話して、決めた事がある。
明日、結の所、行きたいんだけど」
純の言葉から、なにか、強いものを感じた

「明日は、土曜日だから、お父さんも、お母さんもいるよ」

「うん…お父さんにも、聞いてもらいたいから、明日にしたんだ…」

「解った…ふたりっきりじゃないんだあ」
わざと、甘えて言った
わたしに

「明日は、真剣に話したいんだ…10時に行ってもいい」

「わかった…まってるね」
「結、俺、お前と出会えて、本当によかった…
俺、オヤジってよく、覚えてなくて、結のお父さんに、言われた事、こたえたけど、なんか嬉しくて…
うまく言えないけど…
もし、オヤジが、生きてたら、同じ事言ってくれたんじゃないかって…」
純の声が、ふるえてる…
涙があふれた…