ゆうやけ

家に帰っても、純の事が、頭から消えない…
純とひとつになれたうれしさは、あったけど…
純の決意を、変える事なんて、わたしには、できない…
くるしい…
夕飯も、あまり食べず、真っ赤に腫らした目…
夕飯の時、誰も、何も聞いてこなかったけど、絶対、心配してるよね…

自分の部屋で、純の写真ぼーっと見てると

トントン
「お父さんだけど…入るぞ」
お父さんが、心配そうに入って来た
「飯も、ろくに食わないで、どーしたんだ。言いたくなければ、言わなくていい…」
そこまで、聞くと涙がとまらない…
声を出して、泣いた
お父さんは、何も言わずに。ただ優しく、見守ってくれた…

わたしが、泣きやむと…
肩をたたき
「いつでも。相談にのるから」と言ってくれた。
わたしは、今日純と、喧嘩した事を話した。
お父さんは、
「前にも言ったけど、一度連れてきなさい」

と言って、部屋を出て行った

夜遅くに

純、今日は、ごめんね。純の決意は、解ったから…
今度、うちにも、来てほしいな
とメールをうった

返事は、無かった…