Five LOVE☆

「おはようございます。」


いつも通り、俺が出勤すると、悠月が満面の笑みで僕に挨拶を交わしてきた。

母親が肺ガンだから、いつ命の灯が尽きるかわからないとか言われて、昨日とか一晩中泣いてたヤツとは思えないよな…


「ふふっ。
なんでそんな明るいの?」

「何よ~。」


そう言って拗ねる悠月。

いちいち言動が可愛いな。

「…約束…したの。
昨日お父さんとお見舞いに行ったときに、
"お母さんにちゃんと、ゲームプレイさせてあげられるように頑張るからって。…だから、お母さんも負けないで、お互いに頑張ろうね、って…」


「そっか。」


僕はそう言って、悠月の肩を軽く叩いた。


「誉めてくれてたよ?
お母さん…
和之のこと。
いい人だねって…」


僕の背丈より小さいからか、上目で言ってくる。


やば…

理性飛びそ…


「わかった。
その話は後でゆっくり聞いてやるから、今は仕事…な?」


彼女を思いきり抱き寄せて、耳元で言う。


顔を真っ赤にして頷く彼女。

ホント…可愛すぎる。


だから、苛めたくなるんだよ。


もう少し苛めて、反応を楽しんでやろうとしたところに、なにやら資料をたくさん抱えたプロデューサーが駆け込んできた。