Five LOVE☆

〈和之side〉

さっ…朝から悠月の手料理食べられたおかげで気分いいし、いつものようにプログラムをしていく。

しまった。

重要な書類…

紛失したかも。


ライバル会社の極秘資料だから…盗まれでもしたら大変なことになる。


車の中かな…

そう思って、駐車場に向かうエレベーターから、走って会社を出ていく悠月が見えた。


……悠月……?

あんな急いで…どこ行くの?


途中の階から乗ってきたゲームサウンド担当の人が、僕に話しかけてきた。


「和之さんっ…
和之さんの大事な…悠月さんのお母さんが急に倒れられたみたいで…
今彼女、かなり焦ってますよ?」


「マジ…かよ…」


悠月…


「悠月さん…迷惑かけたくなかったんじゃないですか?
和之さんに。」


目的の地下駐車場に着くと、すぐさま自分の車まで走り、エンジンをかけた。


悠月は、すぐに見つかった。
信号待ちをしているらしい。

気付くか?

クラクションを鳴らしてから車を停めて、窓から顔を出してみた。


「な…んで…?」


目を点にしながら僕を見つめる悠月。


「乗りな?」


ほぼ強引に、悠月の手を引いて、助手席に乗せた。