「和之、悠月ちゃんを幸せにしてやるんだぞ?」


「悠月ちゃんも…機会があれば実家のほうに顔を出してほしいんだ。」


「あっ…はい!
ご都合のつくときに…ぜひ…!!」


優しく微笑んでくれた親父。

親父も…分かってくれたのかな。

悠月の可愛さを。笑


2人で会社に戻ると、プロデューサーに呼ばれた。


「何してた?
プロモーション行っていた割には…遅かったから心配してたんだぞ?」


やばっ…


「帰ろうとしたんですけど…
途中で大雨降ってきたので…
僕の家に呼んだんです…
悠月…薄着だったので、風邪を引かせては仕事にも支障がでると思ったので…」

「ごめんなさいっ…
私がわがまま言ったんですっ…
和之の家に行きたいって…」


悠月…

僕をかばってくれてるの…?


「すみません…」


悠月のためにも…僕はひたすら頭を下げた。


「ふう。
お前ら…プロモーションとか…外回りの仕事も担当にする。
…そしたら…その後デート出来るだろ?
その代わり…報告はちゃんとしろよ?」


「ありがとうございます。」

「良かったな、悠月。」


僕にゆっくり頷いてから、プロデューサーに頭を下げてお礼を言う悠月。


ホントに…可愛いな。



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