「新体操でもやってたの? スゴかったよ、あれ。」


「ありがとうございます。 大学のとき、新体操サークルやってて。」


「すごいなぁ。」


「先輩こそ、さっきの口笛、すごかったですよ?
音がブレてなくて、ちゃんと伸びていましたし。」


「ありがとう。」


「先輩が…うらやましいです。
動物にも…人にも好かれるんですから。」


「ん?
俺がどうしたの?」


「あっ…なっ…なんでもないですっ…///」


「それならいいけど!
顔赤いよ?
大丈夫?」


「はいっ…」

また…その眩しすぎる笑顔。

その笑顔…もっと見ていたいな…

その笑顔を見ると、なぜだか顔が熱くなるけど…

元気になれるんだ。


奈留side〈終〉

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