Five LOVE☆

1人になると…また思い出す。
城竜二 美崎に言われたこと。
倉庫に閉じ込められて…一生ここから出られないんじゃないかと思って怖かったこと。


カチャ…

奈留もシャワー浴びてくればっ…

そう言ってシャワールームから帰ってきた雅志がビックリしているのが分かった。


「奈留っ!?
どした?
どっか…具合悪い?」


ぎゅっと…雅志に抱きつく。


「ねぇ、雅志…
正直に答えて。
雅志は、私のこと…
ただヘラヘラしてるだけの運だけ獣医師だと思う?」

「は…?
なんだよそれっ…
そんなこと…誰に言われた?」


「城竜二っ…美崎っ…」


その名前がキッカケで、張り詰めていた糸が切れたかのように雅志の腕の中で泣き崩れた。


それから…3時間くらい経っただろうか。


目を開けると、雅志の男らしい胸板があった。


「泣き疲れて寝てたんだよ…奈留。
泣いてるの…見ていられなかったもん。」


そんなに…泣いてたんだ…

「奈留。
俺も、院長も、オーナーも。
由起子ちゃんも、奈々枝ちゃんも、加奈ちゃんも。
そんなことは、絶対思っていないよ。
ちゃんと適切な判断が出来る、実力のある子って…思ってる。
努力家な子だなぁって。
同棲してから知ったけど、間接照明点けて、俺の本読んで勉強してるんでしょ?自分が知らないことは。
だからいつも朝に弱いんだよね?」


嘘…

雅志…知ってたんだ…


それ聞いて…安心したな…