まずは、柴犬の淳平に、コーギーのココア、チワワのミルク、シェットランドのベリーを散歩に連れていく。
…だけど…

俺1人で4頭はキツいな…
とか思っていたら、

バタバタと駆け込んでくる足音が。

「すみません!!
あ…あの…手伝いますっ!」

駆け込んで来たのは、去年大学を卒業したばかりの新米獣医師、
三咲 奈留。

よほど走ってきたのか、かなり息が荒い。


「ゆ…ゆっくりで大丈夫だよ。
…もう少し休んでからにしたら?」


「じゃあ…お言葉に甘えて…そうします。」

柔らかい笑顔を見せる彼女。

新米の彼女なりに、一生懸命なんだよな。

昔の自分を見てるみたいで、微笑ましいよ。



雅志side〈終〉

NEXT…奈留side