私は智美と別れた後、何をするでもなく部屋の机に突っ伏していた。
視界の中に映るのはあのノート。
さっきまで一緒にいた智美の声が時々頭をかすめる。
「…藤沢…」
私は自分の腕に頭を埋めて、その名前を呟いた。
『それね、藤沢君が貸してくれたノートなの』
さっきからその場面の声だけが、鮮明に甦る。
ハッキリと焼き付いていて離れないんだ。
私はそれを聞いて、智美を問い詰めた。
しばらく言葉を持て余していた智美。
『…あたしのノートってことにして、アンタに…なつみに貸してやって欲しいって藤沢君に頼まれたの』
藤沢…何でそんなことしてくれたの?
『「天宮はオレのノートだって分かれば、きっと遠慮するから」…って言ってた。
だからあたしに代わりに渡してくれるように頼んだのよ』
最後に見たアイツは、今まで見たことない藤沢だった。
ふいに、扉をノックされる。
顔を上げた拍子に、あのノートがバサッと落ちた。
視界の中に映るのはあのノート。
さっきまで一緒にいた智美の声が時々頭をかすめる。
「…藤沢…」
私は自分の腕に頭を埋めて、その名前を呟いた。
『それね、藤沢君が貸してくれたノートなの』
さっきからその場面の声だけが、鮮明に甦る。
ハッキリと焼き付いていて離れないんだ。
私はそれを聞いて、智美を問い詰めた。
しばらく言葉を持て余していた智美。
『…あたしのノートってことにして、アンタに…なつみに貸してやって欲しいって藤沢君に頼まれたの』
藤沢…何でそんなことしてくれたの?
『「天宮はオレのノートだって分かれば、きっと遠慮するから」…って言ってた。
だからあたしに代わりに渡してくれるように頼んだのよ』
最後に見たアイツは、今まで見たことない藤沢だった。
ふいに、扉をノックされる。
顔を上げた拍子に、あのノートがバサッと落ちた。

