「大丈夫だよ!お母さん、瞬くんのこと格好いいって褒めてたから!」 「それならいいけど?」 ニヤッと意地悪な笑みを浮かべるその表情が、堪らなく格好いいってことに気付いてるんだろうか…。 ドキドキと鳴る心臓を抑え、チャイムが鳴ったのでそれぞれの教室に戻った。 「理子ちゃんと王子っていつもあんななの!?」 教室に入り席に着いた途端、クラスの女子が凄い勢いで集まってきた。 ビクッとしながらも、皆の質問に答える。