少しして、瞬くんとリビングに向かった。


キッチンでは水結ちゃんや瞬くんのお母さんが夕飯の支度をしている最中だった。



「お邪魔してます。あの、私も何か手伝います」


「いらっしゃい。理子ちゃんは瞬と待っててくれたらいいわよ」


ニコッと優しく微笑むお母さん。



瞬くんのお母さんはとっても美人で、ちょっとほんわかした方で、すごく優しくしてくれる。



「いえっ!いつも悪いんで、何でもします!」


ブラウスの袖をまくり、髪の毛をひとつに束ねる。