「泣くほど嫌なの?」 「だってぇ…、髪の毛くくれないじゃん」 「そこかよ!」 苦笑しながら私の頭を撫でる。 髪の毛で隠さなきゃ丸見えだよ! 「いいじゃん。堂々と見せたら」 「バカ!」 バシッと瞬くんを軽くしばくが、瞬くんは楽しそうに笑っていた。