「余計なことをしやがって。


帰ってこないわけにはいかないじゃねぇか。」


「それでいい。」


「ネネ、後悔すんなよ?

俺はハーレムを夢見る女ぐせの悪い奴だ。

良いのか?」



「私がそこら辺の小娘に負けるわけがない。」


「期待してるぞ?

見捨てないでくれよ?」


「それはお前次第だ。」


「…まぁ、気をつけるよ。


…んっ!?」


再び唇が重なる。


「ふぅ、さて、私は行く。


ミンは少し遠い。

早ければ明日。


遅くても3日の内に出発する。」


「了解。」

「今回の策は私から皆に伝えておく。」

「サンキュー。」

「…幸大、頼みがある。」


「何だ?」


「貴様が生きていたら、次はお前から口付けを…」


「ああ。


約束だ。

何回でもしてやる。」


「ふっ、期待してるぞ。」


ネネが部屋から出ていく。


「幸大さん。」


クノイチが現れる。


「うおっ!?


お前いつから…んっ!?」

クノイチがいきなりキスをする。

「…さて、いつからでしょう?」


「お前は何か用か?」


「私はあまり話すのが得意ではないのでこれを私に来ました。」



クノイチは一枚の絵の描かれた貝殻を渡す。