ワコク


「ネネ殿、二度にわたる失態。

どう責任をとる気ですか?」


「一度目は確かに私の責任だ。

しかし、今回は私が出る前に部隊は壊滅。

これは貴方の失態ではないか?

シバイ参謀。」

「私の策に失態があると?


まぁ、どちらにしろ貴女の処分は決まっています。」

「処分?」

「ええ、貴方は罪人として罪人砦に拘束。


一月以内に死刑です。」


「貴様!」

「敵に勝てぬ将軍など無用。

兵士よ、こいつを罪人砦に連れていけ。」

「はっ!」

「貴様!

覚えていろ。

お前は必ず殺す!」

「貴方は死刑が確定しています。

それとも呪うとでも?

早く連れていけ。」


ネネは兵士に連行された。

「これで、私に異を唱える者が減った。


…あのクノイチとかいう奴も直に葬ってくれる。」