君の隣で…

落ち着きを取り戻した私は静かに車に乗り込んだ




「はい、これでも飲め」

そう言って渡してくれたのは私が好きなレモンティー



「ありがと…」


今の私にはそれだけが精一杯の言葉だった








いまだに震える体


さっきのことが蘇るほどくっきりのこった手の痣


破れた服


その1つ1つが私の心にまた傷を作った








「あの時無理にでも送ってけばよかった…怖い思いさせて本当にごめんな」

















なんで
















あなたのせいじゃないよ


















私が意地をはったから
























謝るのは私のほうだ