君の隣で…

ふぇ~
あのまま送ってもらったらまた変になるとこだし

でもやっぱこの時間って怖いんだよなぁ~



ファミレスの近くの交差点を曲がり路地に入っていくと辺りは薄暗く、一定間隔をおきながらつく電灯の明かりだけが唯一の光だった




やっぱ送ってもらうべきだったかな

暗くて怖いよ

誰かきたらどうしよう


そう思いながらだんだん歩くスピードもあげていくと前から2人の人影がこっちに向かって歩いてくるのが見えた


誰だろうと思いながらも歩くスピードはゆるめずだんだんその2人に近づいていくと若い男なのがわかった


「あれ~こんな時間に女の子が1人で歩いてるなんて危ないよぉ」

「そうだよ、俺たちが家まで送ってってあげようか」


にっこり笑いながらも目の奥は笑ってなく、180はあろう男が目の前に立ちはだかってしまい結衣は恐怖をかんじた


「結構です」

そう言って彼らの横を通り抜けようとしたとき1人の男が腕を掴み壁に押しやった