今までのあたしなら、絶対


見えないものだけど。


この瞬間だけは見れる気がした。


「・・望遠鏡っ」


傍にある望遠鏡を覗き込んだ。


手で掴めそうなほど、近くに見える星。
















――――――――――あぁ、 また、 見えない。