とにかく、囮は駄目。
諦めきらない少女を言いくるめて、
どうにか納得させた。
「逸る気持ちはわかるけど、
君がどうにかなったら相手だって悲しむんだから」
その辺よく考えて行動してください。
お願いだから!
何かあったら、
この子をよく知らないジュンも
きっと後悔したりなんだりで面倒だし。
俺の為にも大人しくしていて欲しい。
「……じゃあどうしよう?」
「とりあえずもう少し様子を見よう」
まさか誰も休まない訳は無いだろう。
この街の住民の数と、
確認できる、外に居る人数は近い。
考えも無しに、全員で警戒中なんだろうか
とにかく少し待てば、
ちょっとは警戒が緩みそうだ。
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