言った後から、どんどん恥ずかしくなっていった。
「でも、ここじゃあ、いややろ?
そうだな......下の駐輪場で待っていて」
「分かりました」
私は教室を出て、階段を下りた。
駐輪場に着くと、深呼吸した。
すでに暗くなっていて、星が見えた。
これから起こるであろうことは、一体どういう意味に受けとれば、いいんだろう。
私は先生の彼女じゃない。
先生の恋人でもない。
“好きになる予定”とは言ってくれたけど、それが本当かどうかなんて分からない。
そういう人と、手をつないだりなんて、していいのかな...??

