そのままの上機嫌で、私は家に帰った。 「ただいまー」 いつもより少しトーンの高い声が、家に響いた。 けど、応答なし。 あれ、誰もいないのかな? 私はリビングに行った。 「...はあ?」 リビングのテーブルには、一枚の紙切れが置いてあった。 “奏美へ 結歌とパパと三人で 夜ごはん食べてきます。 お鍋にカレーがあるから 温めて食べてね。 ママ”