「ちょっとー!!
早く起きてっ!」

「うーーーーん
あと10分…」

朝7時。

私は未来の旦那を
起こしに寝室へ。

同棲し始めて
分かったこと。
奴は
なかなか起きない。

そんな一面に
朝からイライラ…。

「起きるから
怒らないでー」

私の顔色を伺い
ベッドから
ようやく出てきた。

「ほら、朝ごはん
できてるから
早く食べて」

椅子に座るものの
お箸には触れない。

「どうしたの?」

「リオは食べないの?」

「お弁当できたら
そっちに行くから」

私がそう言うと
雅也が席を立つ。

どうしたんだろうと
雅也の後をつける。

雅也は洗面台へ。

「朝ごはんは
リオと一緒に食べる」

だから、他のことを
先にするとのこと。

「急いで
お弁当作るね^^」

研究発表が近づいてきて
残業で一緒にいる時間が
ないのが現状。

「お弁当できたよ」

「俺は
あと歯磨きだけ」

「「いただきまーす」」

夜も別々に
夜ごはんを食べてるから
朝だけは
一緒に食べるようになった。