「俺も、まさか麗と会えるなんて思ってもいなかったよ。麗…あの時は本当にごめんな」
「あやまらないで透…私後悔なんてしてないから…ただあの時は、突然の事で……寂しくて、透を忘れようって思っていても、忘れるなんてできなくて…」
「ごめん。麗…本当に……」
透は麗の肩に出しかけた手を、戻した。本当は泣いてる麗の肩を、優しく抱き寄せてあげたかった。
でも、昔と今は違う。麗には麗の生活があって、二度と傷つけたりはできない…
麗は持っていたハンカチで涙をふくと、笑顔を見せた。
麗もまた、同じ事を考えていた。透と会えたのは嬉しい…でも、前に戻る事はできないし、時は確実に流れている。
空白の時間がある二人に初恋の相手というだけで、何を求める事ができるのだろう…
「麗、まだ帰らなくて大丈夫?俺、夕飯まだで。もし迷惑じゃなかったら、一緒に…その……」
「大丈夫よ~透のその話し方、変わってないね。本当に透なんだ……」
「変わってないか~?俺成長してないって事?」
「あやまらないで透…私後悔なんてしてないから…ただあの時は、突然の事で……寂しくて、透を忘れようって思っていても、忘れるなんてできなくて…」
「ごめん。麗…本当に……」
透は麗の肩に出しかけた手を、戻した。本当は泣いてる麗の肩を、優しく抱き寄せてあげたかった。
でも、昔と今は違う。麗には麗の生活があって、二度と傷つけたりはできない…
麗は持っていたハンカチで涙をふくと、笑顔を見せた。
麗もまた、同じ事を考えていた。透と会えたのは嬉しい…でも、前に戻る事はできないし、時は確実に流れている。
空白の時間がある二人に初恋の相手というだけで、何を求める事ができるのだろう…
「麗、まだ帰らなくて大丈夫?俺、夕飯まだで。もし迷惑じゃなかったら、一緒に…その……」
「大丈夫よ~透のその話し方、変わってないね。本当に透なんだ……」
「変わってないか~?俺成長してないって事?」

