年下馬鹿



『でもさぁ朔、人見知りするでしょ!?大丈夫なの?それと…もちろん、女の子だよね?』



………なんか、圭サンが怖いです。言葉とか視線とか、、。
怖いのに、バカ正直に答えてしまうあたし…


『い、いやー…男の子、みたいだよ。』

少し、圭の機嫌を伺うみたいな感じになっちゃった。

『そっか…男なんだ。』


やばい。圭の目付きが変わった。

これは、非常にやばいときの目だ。

もうこうなってしまったら…逃げるしかない!!!


そう思ったとき、ちょうど家に着いた。


…やばい。逃げる場所がない。

部屋に逃げこんだって、ドアに鍵がないから簡単に開いちゃうし。

どうしよう…