年下馬鹿



圭の勢いに、ちょっと驚きながらも…

『た…ただいま、圭。』

返事をした。


『朔さっき、お母さんと玄関でもめてたでしょ?』


どうやら、お母さんともめてた声が圭の部屋まで届いていたらしい。



『あぁ…ちょっとね。……それより圭、今から買い物行くけど、どうする??』


『もちろん行く!!てか、行くと思ったから、支度して待ってた。』


我が弟よ、ずいぶんと準備がいいね…


『そっか。じゃあ、はやく行こ!!!』


そうしてあたしと圭は、歩いて20分のスーパーへ向かった。




『ねぇ朔、どうしてお母さんともめてたの???』