年下馬鹿




次の日...

学校の昼休み中、友達の瑞希(ミズキ)に昨日あった出来事を話した。
…もちろん、拓人のこと。

そしたら瑞希ったら

「えぇー!!いいじゃん。拓人君かっこいいし!羨ましいなー」

なんて言いだした。


そりゃ、ここら辺で拓人は有名だよ!?
一応、周りから見たらイケメンらしいし。
けどさぁ..

「そうかもしれないけど!!あたしにとっちゃ天敵だよ。大好きな岬君のことバカにするし。」

ほんと!!
マジでありえないから!!!


「いいじゃん。
それにー…もしかしたら、恋に発展しちゃうかもよ♪」


……はぁー。
なんか、呆れてなにも言い返せないや。

「もう…いいよ。勝手に一人で考えてて」

それだけ言い残して、廊下に出た。


すると.

「おー、朔ちゃん!!元気ー!?」