年下馬鹿


圭に思い切り壁をふさがれてしまった。

「朔ー、逃げるの?」

笑顔で言ってるけど、目が笑ってない...むしろ怒ってる。

「ぃ…いや、逃げるわけじゃなくて...ね!?」

こうなったらもう逃げられない。そう悟ったあたしは、ご機嫌をとるように圭の質問に答えた。



「ふーん。違うんだぁ。じゃあさ、一緒にゲームしよ!!」

途中までは半信半疑みたいだったけど.
機嫌は直ったし、まぁいいか。



そしてその日は結局、圭とゲームをして過ごした。