甘い海



家に着くと家具が綺麗に並んでいた



「やっぱ家具付き選んでよかったなー」



慧はソファーでくつろいでいる


蓮は買ってきたお弁当を温めていた



慧がお酒を飲もうとしている


『慧ー、明日学校だから飲んじゃ駄目だよ』



「あ~、学校か…行かなきゃ「駄目だ」



慧の言葉にいち早く蓮が反応した


「ちぇ~」



「…りの、慧、これから通う高校気をつけろよ」



『どゆこと~?』



蓮は真剣な顔つきで話し始めた


「今度の高校には黒龍って呼ばれる奴らがいる」



黒龍?どっかの族かなんかかな


「黒龍ってのは高校を締めてる奴らだ」


「族か?」


「いや、違う
ただたんに締めてるだけだ
黒龍がいることで高校は成り立っているようなもんだ

黒龍は全員で5人
5人共皆、喧嘩、知識、全部について上位をしめている」



すごい人達なんだ…


『でも何も気をつけることなくない?』


「あぁ、これだけだったらいいが…その黒龍の中でもトップに立っているやつは隼組の頭の息子だ」



隼…組…



隼組は私達姉弟が嫌っている組だ


それと同時に狙われている



「でも隼組は東京にあるじゃんか
なんで息子はこっちにいるんだ?」



『そうだよ、蓮なんで?』



私には疑問がたくさんあった