いふ*らぶ


「あははっ!なに~?
 アヤちゃん、寝不足?
 めずらしーね!」

ハルカちゃんの声は
究極に眠たいアタシには
届かない。

「アヤちゃーん!おはよっ♪
 あっ!ハルカもおはよっ♪
 ってか俺!今日、
 寝坊しなかったんだよ!
 あれ!?
 アヤちゃん!
 褒めてよ~(>_<)!」

もちろんタクマくんの声だって
届くはずがない。


アタシは自分の席に着いた途端に夢の世界へ~旅立った!



「あぁ~旅立っちゃったよ。
 相当眠いのね…
 遅刻せんだけ褒めるわ」

「アヤちゃんが遅刻とか
 地球が滅びる!」

そんなハルカちゃんとタクマくんの会話が遠くで聞こえた…ような気がした。