そんな昼下がりに
突然タクマが話し出した。
「あのさぁ、俺
前から思ってたんやけど…
なんでアヤちゃんって
俺のことは『タクマくん』で
カズのことは『カズくん』
じゃなくて…『中村くん』
なんだろーね。
不思議じゃね?」
「たしかになぁ。
下で呼ばれたことねぇわ」
「俺らだって
『アヤちゃん』って
呼んでるわけやしさぁ。
呼んだらええのに。
って俺は思うわけよ!
ってか
ぶっちゃけ呼ばれたい?」
「別に…どっちでも。
呼んでも呼ばなくても
いんだけど…」
できれば呼んでほしいかな。
「ふーん。」
タクマはそういったきり
特に話さなかった。
変なヤツ…!
元々だけど!(笑)
んで、その次の日だったっけ…?


