モモと呼ばれた仔が振り向く。 「あ、ユリちゃん。 おはよ~っ☆!」 「おはよ。 あれ、ひとりで来たん?」 「あ、うん。 レイナ、車らしくて!」 「え!じゃあ一緒に 行こーやあ!」 アタシを置いてきぼりにしたまま、進んでいく話。 訳がわからんくなったアタシはすかさず、ユリちゃんに質問した。 「ごめん、ユリちゃん。 全然、話が見えないん だけど…っ」