君が僕の名を呼ぶから


僕はそう言って立ち上がった。




「……どこへ行くの?」




「……少し外の空気を吸ってきます。」




……僕は、翼のために何をしてあげられるだろう。




……僕はただひたすらに考え続けた。




「……ふぅ。」




人は、いつか死ぬ。




必ず。




でも、きっとそこには悲しみがあるから。




……翼は、たくさん悲しむ。




……僕は、不思議な感覚に苛まれていた。






……もし、涼子が同じような状況におかれていたら、




僕はどうするだろう。




……ただ、悲しむだけしかできないなんて嫌だ。




……そんなことを考えていると、僕の携帯が鳴った。