「……そう。大貴くんにも会ったの……。」
……翼のお母さんは、かなり真希さんのことを知っているらしい。
……昔からの付き合いだって言ってたし、当然と言えば当然か。
「……何か言ってた?」
「さぁ。僕は、彼に外へ出てるように言われましたから。」
「……でも、真希ちゃんが翼に会ってるってことは、何もなかったってことかな。」
……何を隠してるのかな?
「……あの、何か聞かれたら都合が悪いことでもあるんですか?」
僕がそう尋ねると、翼のお母さんは、ゆっくりうなずいた。
「……知ってるのは、私と真希ちゃんのお母さんだけ。大貴くんに、真希ちゃんのお母さんが言ったかと思ったけど、まだみたいね。」
僕は、次の言葉を黙って待った。


