君が僕の名を呼ぶから


「ただいま。」




……胸の鼓動が、また速くなる。




声だけで、こんなにも心が温かくなる。




「……仕方ありませんね。もうどうにもできません。真希さんに会ってあげてください、ただし!」




彼は、声を張り上げる。




「……真希さんが笑っていられるように。約束です。」




僕はゆっくり頷いた。