君が僕の名を呼ぶから

「……とりあえずさ、自分を許してあげなよ。」




僕の部屋に入って、まず聡史が言った言葉だった。




「……僕がえらそうに言える立場じゃないけどさ、今のまま、真希さんに対しての自分を許せないまま、真希さんに会っても、何も変わらないよ。」




……そうかもしれない。




「翼のお母さんもきっと許せないだろうけど、それじゃダメなんだよ。」




「……聡史。」




「……ね、真希さんにちゃんと会って話しないと。」




「……もう大丈夫だから。聡史も一緒に来てくれる?」




「……もちろん。」




僕は、真希の笑顔を心に浮かべ、




自分の過ちに目をやるばかりじゃなく、




これから創造していく未来を考えていこうと決心した。