同じ学科に、変わった男の子がいる。
それだけしか伝わってこなかったし、よく分からなかったけど、一度見てみたいと思った。
初めて彼を見たときの印象は、カッコいいなぁの一言。
クールで、誰に話しかけられても無視を決め込んでる。
今まで、人と関わろうとしなかった僕が、
不思議なことに、彼と友だちになりたいって思ってしまった。
「……平岡くん?」
僕は、食堂で食事を食べている彼に話しかけた日のことを今でも忘れない。
「……はい?」
彼は、明らかに不審そうな表情を浮かべていた。
……多分、僕のこと知らないんだろうなぁ。
「僕のこと、知らないって顔してるね。一応、同じ学科なんだけどな。」
半信半疑でそう言うと、彼は驚いた表情になった。
「……ごめんなさい。」
「いいんだ。多分、平岡くんは僕のこと知らないだろうなって思ってたし。」
……本当は少しショックだったりしたけど。
「僕の名前は松田聡史(まつださとし)。」
「うん……何か用?」
……冷ややかな感じだけど、僕は負けないよ。
「僕と友達になってほしいなぁって思って声をかけたんだけどな。」
「……どうして僕なんかと?」
……でも、そういう疑問を抱かれても仕方ないか。
「友達になりたいのに理由って必要かな?」
僕は努めて明るく、笑顔で言った。
それだけしか伝わってこなかったし、よく分からなかったけど、一度見てみたいと思った。
初めて彼を見たときの印象は、カッコいいなぁの一言。
クールで、誰に話しかけられても無視を決め込んでる。
今まで、人と関わろうとしなかった僕が、
不思議なことに、彼と友だちになりたいって思ってしまった。
「……平岡くん?」
僕は、食堂で食事を食べている彼に話しかけた日のことを今でも忘れない。
「……はい?」
彼は、明らかに不審そうな表情を浮かべていた。
……多分、僕のこと知らないんだろうなぁ。
「僕のこと、知らないって顔してるね。一応、同じ学科なんだけどな。」
半信半疑でそう言うと、彼は驚いた表情になった。
「……ごめんなさい。」
「いいんだ。多分、平岡くんは僕のこと知らないだろうなって思ってたし。」
……本当は少しショックだったりしたけど。
「僕の名前は松田聡史(まつださとし)。」
「うん……何か用?」
……冷ややかな感じだけど、僕は負けないよ。
「僕と友達になってほしいなぁって思って声をかけたんだけどな。」
「……どうして僕なんかと?」
……でも、そういう疑問を抱かれても仕方ないか。
「友達になりたいのに理由って必要かな?」
僕は努めて明るく、笑顔で言った。


