ユウコ「ねえ、ミサぁ。どんな人と
結婚したい?」

やたらとユウコはニコニコしながら
ランチそっちのけで話しかけて来る。

携帯メモに入力(以後、入力):「ん〜…笑顔が素敵な人かな。
なんで?」

ユウコ「あたしさぁ、運命の人見つけちゃったぁぁあ!
この前の飲み会でさ、見つけちゃったの!」

入力:「またー?この前も言ってなかった?」

ユウコ「ちーがうの。この前の彼は最高だっ!未来の旦那は
こーいう人がマジ理想〜〜〜!
…て思った矢先にさ、携帯の着信チラッと見えたから
覗いたのー。そしたら母親の履歴でビッシリだったのー!!
マザコンムリー!!!!冷めたから、はい、即ブチりましたー。」

入力:「…でも、まあ次の彼は本物だといいね♪」

ユウコ「マジ、次は任せて!
次は正真正銘〜○☆△×◇〜…」

ユウコは昔から、いつも運命やらなんやら騒がしくて
恋多き女の子。
見てていつも恋愛は忙しそうで、つまずいたらいつも
ウチの膝の上に顔埋めて号泣。

付き合った事ないウチにとっては恋愛は大変なんだろうな。
って印象と、反面スゴく自由に恋してるユウコが羨ましかった。

ユウコの頭にヨシヨシしながら、ウチにも大半は諦めムード
でも、心の片隅にはほんの少しの淡い期待が覗いていたのも
事実でした。