暴力されては制服が裂け、眩しいフラッシュがたかれる。

その度に、私は屈辱を我慢した。

早く、早く、終わって。


「あーあ…お助けヒーローは今日は来ないんだね」

「……」

ズキンと、胸が砕かれた。

まるで、縋り付いていた希望を打ち砕かれた気分だった。


「あんたに…なにが解るの」

「…ふっ、怖ぇーこえー」