●○● 「光の居場所がわかったあ!?」 驚愕した俺の声に、紗弥は心底迷惑そうな顔をした。 いや、そんな場合じゃない。 「思いついたんだけど、あたしんちの犬“光ラブ”なんだよね。匂い嗅がせれば飛んでくわ」 まさかそんな事があるのか、とは言えなかった。 今は光を見つけ出せるものがあれば、何だっていい。