いてもたっても居られず、親の制止を振り切って家を出た。 脳内では、速度を掻き立てるかのように妄想がモクモクリピートされる。 ●○● 「んあ!?帰り道とか学校にも居ねえのか!?」 思わず声を荒げた。 紗弥は落ち着きを取り戻しつつ、俺を睨みつけながら頷く。