「そうそう。司ったら校長のマイク奪って、『そこの宮下、俺と付き合って下さい!』って…」

「懐かしいなー。マジ一目惚れだったから、誰かに取られないうちに告りたくて」


司が照れ臭そうに頬を掻く。

私はその横顔を見ながら、やっぱり笑ってしまった。