「…ま。公園に居るのもなんだし、家に帰ろ?司はどうする?」


沈黙に耐え兼ねた私が、ブランコから飛び立って着地、

帰宅を提案した。


お兄ちゃんも立ち上がり、司は軽く首を振って、

「俺は帰る。なんか疲れたし…」


司の恨めしそうな目線が痛い。


「じゃあ司君。またね」

「はい、また」