「やだ…お兄ちゃん、いい人、見つけて…」 お兄ちゃんには絶対、愛する人を、見つけてほしい。 だって… ずっと私につきっきりで… 「おれは、光に依存してんのかもね」 お兄ちゃんの手が私の頭の上に置かれ、途端に喉の奥が詰まる思いになった。 不信… きっとそれは、お兄ちゃんが嫌な事のあった証拠。 私と、お兄ちゃんと、両親。